岡山県井原市西江原町

2017年02月25


日本の滝百選に戻る

Road Map :県道291号線から明治池に向かい南側の遊歩道入口を探す。
             駐車場は無いので路肩の広い個所に車を停める。
Route Map:明治池からは下る方向となり、渓谷下の堰堤から引き返す。
日本の滝百選』  上流側から遊歩道を往復するのは帰路が上りになってしまい失敗だった。
おかやま旅ネットから
小田川の支流雄神川が、黒い輝緑岩の台地である雄神台と雄宝台の間を深く削ってできた渓谷です。雄神川は永祥寺の南へ流れ出ています。
末広の滝、稚児の滝、竜門の滝、座禅岩、八畳岩、不動岩などの奇岩怪岩の間を流れる清流に、アカガシ、ヤブツバキ、ハナイカダなどの樹木が映えて、渓谷美をかもしだしています。
水が汚い
これまで多くの渓谷、峡谷を見て来ているが沢水の透明度は高くて当たり前であり、その透明度がどれだけ高いかを評価して来たものであるが、岡山県西部の滝、渓谷は揃って水が汚い。近くに高い山が無いのが原因なのだろうか。これでは魅力が半減以下になってしまう。
道祖渓の滝群
カーナビに明治池が出て来るので進むべき方向は判るのであるが明治池入口周辺には民家が密集しており、道路が判り辛かった。明治池の道路に”道祖渓”の遊歩道入口を見付けたが駐車場が無い。少し離れた道路上に車を停める。
後で判ったのであるが、明治池からの遊歩道は下り方向となってしまい、滝散策を終えた時点で登り返しとなってしまった。永祥寺の駐車場から登り方向で滝見をするべきだった。
どうそけいのたきぐん
竜門の滝:落差22m
竜王の滝:落差10m
見底の渕:落差13m
散策時間:往復46分
明治池側には駐車場が無いので路肩の広い個所に車を停める。
遊歩道入口付近には駐車場が無かったので50m程離れた路肩の少し広い個所に車を押し込める。12時13分に歩き始める。
遊歩道入口には大きな散策地図があり、直ぐに判った。
ここから遊歩道の階段道を下って行く。既に滝音が聞こえて来る。
遊歩道入口にあった古びた道祖渓の散策地図。
クリックで拡大します。
一番最初に姿を見せたのは落差22mの渓流瀑である”竜門の滝”
自分の好きな形態の滝でありしばし見入ってしまった。下る方向に滝見をするとメインの滝を最初に見てしまうので勿体ない感じがした。
明治池から始まる雄神川が道祖渓となっており、渓谷に沿った遊歩道を下って行く。右横には”竜門の滝”が激しく落水している。
遊歩道には名勝の名前が表示されいる嬉しい配慮だった。
”竜門の滝”から続く渓谷。水量は十分だ。
名勝の表示があっても藪で見えない所も多い。
”竜門の滝”を見ていた時から気になっていたのだが、水が極端に汚い。明治池からの流水なので仕方が無いのかも知れないが、これでは大迫力
の渓谷美が台無しだ。沢に近付けば匂いもする感じがした。
これが”河鹿の里”だろうか? 判らなくなってしまった。
表示の前から沢へ下りる藪道があったが、最後は深い藪となり沢までは下りれなかった。
急流となった沢。
落差10mの”竜王の滝”は”竜門の滝”の足元にも及ばない滝だった。
道祖渓で第3位の落差を誇る”竜王の滝”に着く。
お洒落な滝見台があったが、この滝見台からは滝は見えなかった。
お弁当を広げる場所なのかも知れない。
第2位落差13mの ”見底の渕の滝”は滝口までは見えなかったが、中々迫力ある滝だった。遊歩道からは見え難い滝で、この写真を撮るには長靴で沢の中に入る必要があった。
”座禅岩”の下流側に回り込むと ”見底の淵の滝”が写り込んでくれる。
上部が真平な大きな岩が転がっていたのでこれが”座禅岩”だと直ぐに判った。
渓流もそろそろ終わりに近付いた様だ。
下ること26分で、下流側の遊歩道入口に着く。
本来はここからスタートして往復すべきだと思う。
整備された遊歩道がまだ続いているので最後まで行ってみることにする。
道祖渓の最後は人口の堰堤で終わっていたので寄ってみる。西宮の六甲山から流れる夙川にも、これとよく似た”天然プール”があり、子供の頃は良く飛び込んで遊んだものであるが、水の透明度は極めて高く、こんなには汚くなかった。
往復46分で車に戻る。”道祖渓”は素晴らしい渓谷だと思うが、残念なのが水の汚さであり、その原因は”明治池”からの水が流れていることにある。
当然、復路は上りが続くので暑くて汗を掻いてしまう。
今回の岡山県の滝巡り
 白簾の滝白糸の滝 ⇒ 道祖峡の滝群 ⇒ 鳴滝峡の滝群沢柳の滝